No. 14: 昔からつづいている祭り

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
社会
◆ 学年 ◆
3年
◆ 時間数 ◆
1時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
日本各地の祭りについて、その由来や目的、人々の願いとの関連について調べる。このことにより、自分の地域の祭りに目を向け、趣味・関心を持つとともに学習課題を設定する。

教科の目標
・日本各地で今も行われている祭りの資料(ディジタルコンテンツ)を視聴し、その由来や目的、人々の願いについて調べることを通して、自分の地域の祭りに興味・関心を持つとともに自ら学習課題を設定することができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A21-2-040: 印刷物・放送・ビデオなどのメディアから情報を集める〔体験〕
 ◆A21-2-070: 必要な情報を、Webページから見つけることができる〔行動〕
 ◆A42-2-030: 発表の内容に応じた写真や資料を用意し、発表する〔行動〕
 ◆A51c2-010: まとめたことをみんなの前で発表する〔行動〕

導入
○祭りの様子のわかるディジタルコンテンツから課題をつかむ。
≪調べたい祭りを決めて、「何という祭りか」「どこで行われているのか」「どんなことをするのか」「何のためにするのか」「いつごろから始まったのか」などについて調べて発表しよう。≫
・最初にディジタルコンテンツを提示することにより、祭りに対する児童の興味・関心を高め、主体的に本時の学習に取り組む心構えを持つことができるようにする。

展開
○図書や映像から、祭りに関する調査活動をする。
・効率的に調査活動を行えるよう、グループ内での分担や、調査方法について話し合う活動を位置づける。そして、調査方法の広がりを促すために、グループで考えた調査方法を紹介し合う。
・1つのグループにつき2台のコンピュータを割り当てることで、様々なサイトから得た情報を後でつきあわせて、その信憑性を確かめる活動を促す。

○調べたことを発表する
・調べたことをより分かりやすく伝えるために、液晶プロジェクタで映したディジタルコンテンツまたは調査に使ったWebサイトを指しながら説明できるようにする。
・副読本に掲載されている自分たちの地域の祭りの写真を見せ、自分たちの身近にも古くから続いている祭りがあることに気づき、地域の祭りについて調べるための学習課題を設定することができるようにする。 

まとめ
○地域の祭りでは、インタビュー中心の調査活動が想定されるため、グループで調べる祭りを決定する際、父母、祖父母のお祭りの体験を参考にするよう助言し、その後の調査活動がスムーズに行えるようにする。 

実践のポイント
○ディジタルコンテンツの中には、日本全国の特色ある祭りの様子を生き生きと伝える動画が多数あり、このコンテンツを視聴することにより、児童の祭りに対する興味・関心を効果的に高めることができる。また、この中に納められた祭りは有名なものばかりなので、インターネットでも比較的簡単に関連サイトを見つけることができ、児童のインターネット検索活動に適している。