No. 16: 戦争と国民生活

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
社会
◆ 学年 ◆
6年
◆ 時間数 ◆
1時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
戦争中の5つの動画コンテンツの活用法を教師が紹介した後、学習課題を解決するために児童自身が動画コンテンツを操作しながら必要な情報を収集したり、分かったことをコンテンツを使って発表したりする。その後、さらに戦争中のくらしを調べていくため、具体的な学習課題を設定し、いろいろな方法で調べる学習を展開する。

教科の目標
・戦争中の様子を伝えるディジタルコンテンツ(動画)5点を年代順に並べる作業を通して、ディジタルコンテンツから分かること・伝えられていないことを明らかにし当時の国民生活に関する学習問題を持つことができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A21-2-040: 印刷物・放送・ビデオなどのメディアから情報を集める〔体験〕
 ◆A21-3-050: 他の情報と比較しながら、必要な情報を集めることができる〔行動〕
 ◆A32-2-020: 分類・整理した情報を読み取り、分かったことを拾い出す〔行動〕
 ◆A41-3-110: 考えたことや自分の意図が相手に伝わりやすいよう話を組立てる〔思考〕

学習の流れ

【真珠湾奇襲攻撃】

【訓練する生徒】

【東京大空襲】

【国民生活】

【学童疎開】

導入
○戦争に関する動画を見て、課題をつかむ。
≪5種類の映像を年代順に並べよう。そしてなぜそう考えたか理由をもとう。≫
・ディジタルコンテンツを提示しながら課題を説明することにより、活動をイメージしやすくする。

展開
○動画の内容を詳しく調べる。
・ディジタルコンテンツが伝えている情報を整理しやすいように、ワークシートに記入しながら作業を進めるようにする。
・年代順に並べる作業の中で、その根拠となる情報をとらえられない児童には、映像の細部に目を向けるように助言する。
・ディジタルコンテンツから得た情報を共有するために、グループ内でお互いの考えを出し合うようにする。
・とらえた事実を明らかにするために、児童が年代順の予想を発表する際には、板書にその理由を整理していく。

○自分の考えを明らかにしながら発表する。
○発表したことをもとにして、新たな課題を明らかにする。
・児童の考えをより分かりやすく伝えるために、口頭で発表するだけでなく、できるだけ液晶プロジェクタで映したディジタルコンテンツを指しながら説明できるようにする。
・ディジタルコンテンツが「伝えていること・分かったこと」を整理しながら「伝えていないこと・分からないこと」についても考える場面をつくり、当時の国民生活について調べていくための学習課題を挙げる。

まとめ
○学習課題を解決する手がかりをいくつかもつために、夏休みに各自が行った戦争体験に関する聞き取り調査を想起しながら、身近な人等について紹介し合うようにする。 

実践のポイント
○児童自身が動画コンテンツを操作すれば学習効果をさらに高めることができる。日頃から動画コンテンツを再生したり、戻したり、一時停止したりできる基本操作を学習活動の中で経験させておくとよい。