No. 3: ごみとすみよいくらし

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
社会
◆ 学年 ◆
4年
◆ 時間数 ◆
22時間
◆ 教科書 ◆
東京書籍

授業の概要
 私たちの生活の中のごみについて調べ、処理のしくみやその仕事にかかわる人々の働きに関心を高める。主体的な観察や聞き取り、清掃工場の見学などを通して、問題を追及すると共にリサイクルや環境保護の大切さに気づく。

教科の目標
○ごみについて、質、量、処理の仕方等を調べ、地域の人々や組織の努力や工夫に気づく。
○身のまわりの具体的な調査から始め、漸次問題を発展させていきながら、調べたことを様々に表現したり、資料をもとに考えを発展させたりすることができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆C31a2-060: 情報発信や情報のやり取りの場合のルールやエチケットを知り、守る〔行動〕
 ◆C31a2-050: 受け手の気持ちを考えて情報発信する〔行動〕
 ◆C13a2-030: 安易な個人情報の発信の危険性を理解し、避けることができる〔行動〕
 ◆A41-2-040: 調べたことと自分の意見を区別して、表現する〔行動〕

学習の流れ

ごみステーションの見学

一週間のごみ調べ

クリーンセンターの見学

廃棄物処理業者

環境を守る工夫

できることを発表

STEP1
○家のごみを出したり、廃品回収に参加したりした経験を話し合う。
○家庭での1週間のごみ調べをする。
○ごみステーションを見学して、、気づいたことをまとめる。
○ごみを種類ごとに分けて出す理由を考える。
ごみの出し方の用紙
ワークシート「一週間のごみ調べ」

STEP2
○出されたごみがどのように集められるのか考え、その方法で調べる。
○ごみステーションでのごみ収集の様子を見学する。
○収集作業をしている人に、その苦労や工夫を質問する。
○ごみのゆくえについて、自分なりの方法を考え、調べる。
ごみステーションの見学

STEP3
○清掃工場を見学する計画を立てる。
○清掃工場を見学し、ごみ処理のしくみを調べる。(2時間)
○見学して分かったことを、パンフレットにまとめる。
○パンフレットの内容を発表し合う。
ワークシート「クリーンセンターの見学計画をたてよう」

STEP4
○資源ごみがどこに行くのか行方を調べる。
○資源ごみについての疑問点を出す。
○リサイクルセンターについてコンピュータで検索し、それぞれの疑問について調べる。
○ホームページでもわからなかったことについて、メールや電話・FAX等で問い合わせる。

STEP5
○環境を守るためにできる工夫について考える。
○家庭で行っている環境を守る工夫について取材をする。
○調べたことを発表し、環境を守るためにできることを話し合う。

STEP6
○ごみを資源として利用するための工夫を考える。
○リサイクルマークの持つ意味について考える。
○自分にできる活動を考え、発表する。

実践のポイント
実際に調査・見学する活動を取り入れることにより、自分の問題として事象を捉ることができる。廃棄物の処理では、くらしの中のごみの種類や量を調べ、表やグラフにまとめる。ごみ処理については見学を通して、調査し、事業が組織的・計画的に行われていることを考えられるようにする。