No. 54: 新世紀,ジェンダーフリーをめざして

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
総合的な学習の時間
◆ 学年 ◆
6年
◆ 時間数 ◆
13時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
子どもの身近に存在している性についての区別や差別を取り上げることをきっかけにして,社会の中にあるジェンダーについてさまざまな角度から調べ,表現,発信していく単元である。そのために,ジェンダーによる差別を真に自分にかかわる問題としてとらえ,差別に気付く感性を磨いたり,活動を通して自分の思いを高めていったりすることができる学習を展開していく。

教科の目標
・生活の中にあるジェンダーの問題に気づき,これからの自分の生活にかかわることとしてとらえ,進んで調べることができる。
・ジェンダーの問題について調べていく過程で,家族や友達とかかわりながら,互いのよさを認め合うことの大切さに気づくことができる。
・性を超えた自分なりのよさを見つけ,よりよい生活をつくっていくことができる。

新・情報教育目標リスト(2011)対応
 ◆A51a3-030: 見通しを持って、調べる計画を立て、手順を整理する〔行動〕
 ◆A51b3-070: 集めた情報の中で、どれが課題解決に使えそうかがわかる〔判断〕
 ◆C22-3-090: 自分と異なる意見や立場を、理解しようとする〔行動〕

学習の流れ

工事現場の人にインタビュー

ジェンダーの課題づくり

男と女不思議セッション

警察の方にインタビュー

ジェンダーに詳しいゲストティーチャー

ジェンダーについて電話で質問

STEP1
・学校における作業の場面(男子は力仕事,女子は細かい仕事)に対する自分の思いや,男女のことで不思議に思ったこと,疑問に思ったことなどを表現する。
・コンピュータ
・書籍資料
・ワークシート1
・ワークシート2

STEP2
・身近な事象に対する自分の考えやその理由などを発表し,子ども相互に質疑応答することで,ジェンダーに対する見方や考え方を広げる。 
・同じ課題をもつ子ども同士で集まり,どのようにして課題を調べ,どう表現するのかまで見通して課題追究のためのプランニングを行う。
・ゲストティーチャー
・ワークシート1
・ワークシート2

STEP3
・インタビューやアンケート,地域の専門家への取材をしたり,ホームページや書籍資料などで調べたりする。
・劇や紙芝居,ポスターなど,多様な表現方法を使ってまとめていく。

STEP4
・自分の課題について調べたことを紹介し合い,そのことについての意見交換を行うことで,自分たちの学びを自覚し,広い視野からジェンダーについて考える。

まとめ
・ジェンダーに関する情報を人や資料にかかわりながら得て,自分なりに相違工夫しながら,まとめていった。
・ジェンダーについてのさまざまな事例や考え方などの情報をより多く収集し,客観性をもって表現できた。
・ジェンダーフリーを目指して活動している人とのコミュニケーションを大事にし,必要な情報を正しく収集,伝達できた。

実践のポイント
・ジェンダーに詳しい人にゲストティーチャーとして授業に参加してもらい,ジェンダーの意味をより詳しくとらえることができるようにした。
・男性教師は男性,女性教師は女性の立場から活動にかかわり,子どもの学びを賞賛したり疑問点をなげかけたりした。
・ジェンダーフリーに対する自分なりの考えがどのように変容したかを自覚できるような自己評価カードを用意した。