エネルギー
中学校 理科 3年 1時間 光村
●エネルギーを他の物質を動かしたり、変形させたりすることができる能力としてとらえる。位置エネルギーや運動エネルギーを取り上げ、実験から位置エネルギーと物体の高さや質量との関係や、運動エネルギーと物体の速さや質量との関係を定性的に求め、エネルギーに対する理解を深める。(1時間)
●ジェットコースターや振り子の運動からエネルギーにはいろいろな種類があることに気付き、力学的エネルギーは保存されることに気付く。(1時間)
●そのときエネルギーの総量は保存されていることも理解する。ただし、実際には摩擦などのために熱エネルギーとなってしまうことにも触れる。(1時間)
●全体で3時間の単元のうち1時間目

  ●学習のねらい
・ジェエトコースターや振り子の運動では、位置エネルギーと運動エネルギーが交互に、変換されていることを知る。
・位置エネルギーと運動エネルギーの和を力学的エネルギーといい、力学的エネルギーは保存されていることを知る。

導 入
○ジェットコースターにはモーターがありません。なぜ動くのでしょうか。
・実際に乗った経験や図をもとに予想を発表し合う。
展 開
○ジェットコースターの謎を解くために、ふりこの実験をしてみましょう。高さや速さについて気付いたことを書いてください。
・実験器具を用意しておく。振り子だけでなく、レールと玉がある場合はそれも用意し、課題のジェットコースターにより近い状態で考えられるようにする。
○振り子の画像を見てみよう。自分の考えはあっているだろうか。
・デジタルコンテンツを見ながら自分の予想が合っているかどうか確認できるようにする。
まとめ
○デジタルコンテンツを見て、気付いたことやもっと調べてみたいことをまとめる。
○デジタルコンテンツの動画やその説明だけで済ますのではなく、必ず予想をした上で実験をすることが大切である。その確認の意味でデジタルコンテンツを活用するとよい。

 【理科 実験・観察集】〔運動と力〕 いろいろな運動/振り子運動のエネルギー変化
【振り子運動のエネルギー変化】 運動エネルギーと位置エネルギーという言葉の定義を先に押さえておく必要がある。
 【理科 実験・観察集】〔運動と力〕 いろいろな運動/振り子運動
【振り子運動】 位置エネルギーが最小になったときに運動エネルギーが最大になる様子がわかる。ジェットコースターに置き換えて考えられるようにするとよい。