自分で選んで『虫のゆりかご』
小学校 国語 3年 12時間 光村図書
●生物界の不思議さやおもしろさに興味をもちながら、積極的に調べ学習をしようとする意欲を養う。
●パンフレットやポスターなどを作ることを通して、調べたことを分かりやすく伝える工夫を学ぶ。

  ●学習のねらい
・パンフレット作りやクイズ作りなどの目的に応じて、中心となる語や文をとらえて段落相互の関係を考え、文章を正しく読む。
・パンフレット作りなどの目的に応じて、相手に分かりやすく伝わるように文章を書く。

  ●情報の活用
a2-010: 要点を考えて表すことができる
c2-010: 集めた情報の共通点や相違点から、課題を見つける
d2-030: ネットワーク上に発信された情報を集める
e2-020: 相手に伝えたいことを、絵図や資料にまとめる
f2-010: まとめたことをみんなの前で話す

STEP1   3 時間
○教材文を読み、生物がもつすばらしい知恵の刺激を受けた後、思いつく動物・植物を図書室の文献やインターネットで調べる。
・「この他にも、生き物の中にはおもしろい秘密がある」など助言し、新しい情報を得る喜びや発見の楽しさを引き出すことが重要である。
・新しいものだけにこだわらず、これまでに見たり、聞いたりした情報を確認する意味で詳しく調べるという態度も尊重する。
STEP2   5 時間
○パンフレットやポスター、クイズ問題などを作る。
・伝えたいことの中心をはっきりさせ、どのような方法で進めると、どのように効果的に伝わるかを意識させたい。
・図書室の文献のコピーやインターネット上のwebページの印刷などにより、視覚的情報である写真などを効果的に使わせたい。
STEP3   4 時間
○発表会を開く。
・調べたことだけでなく、自分の考えも伝わるように筋道をはっきりさせること。
・お互いの調べ方や考え方の共通点や相違点が浮き彫りになるよう、指導者の助言を入れたい。
 
○この単元は、説明的文章を学ぶときのねらいの一つである『新しい情報を得る』楽しさを学ぶものである。従って、広い視野から情報を得るためにインターネットによる情報収集をぜひ活用させたい。
○インターネット検索においては、あらかじめ指導者が調べやすいwebページを確認しておき、たくさんの情報源の存在や、また、効率よく情報を得られるなどの利点に気付かせること。

 【身近な昆虫・動物や植物と自然環】〔いろいろな虫の生活〕 虫のいろいろな生活/アリジゴク
【アリジゴク】 すり鉢状の穴を掘って、上手にアリをとらえる点に着目させる。
 【身近な昆虫・動物や植物と自然環】〔いろいろな虫の生活〕 虫のいろいろな生活/ウラギンシジミ
【ウラギンシジミ】 動物の糞にとまって水分を吸うという点に着目させる。
 【身近な昆虫・動物や植物と自然環】〔いろいろな虫の生活〕 身の回りの生き物/ヒキガエル
【ヒキガエル】 長い舌で上手にミミズを捕らえる点に着目させる。
 【身近な昆虫・動物や植物と自然環】〔いろいろな虫の生活〕 身の回りの生き物/アマガエル鳴く
【アマガエル鳴く】 あごの下を大きくふくらませて鳴くところに着目させる。
 【身近な昆虫・動物や植物と自然環】〔いろいろな虫の生活〕 バッタのなかま/オンブバッタ
【オンブバッタ】 オスをメスがおんぶしながら餌を食べているところに着目させる。
 【身近な昆虫・動物や植物と自然環】〔いろいろな虫の生活〕 花にくる虫たち/ミツバチ
【ミツバチ】 花粉をだんごのように集めて巣まで運ぶ点に着目する。