江戸時代の農民のくらし
小学校 社会 6年 1時間 大阪書籍

   ◆学習のねらい ・江戸時代の農民は、厳しい身分のきまりの中、農作物の生産性を高めるためにさまざまな工夫を行い、成果をあげたことに気づく。

   ◆情報の活用 e2-050: 集めた情報について話し合い、新しい関係を見つける

導 入
○課題をつかむ
≪厳しい支配の中、農民はどのような生活をしていたのだろう?≫

☆慶安のお触書(一部)を提示し,農民の厳しい生活について想起することを通して,課題を持ちやすくする。
展 開
○農民の生産性を高める工夫について調べる

 【調べてみよう! 日本人のくらし】〔江戸時代〕 食事(米づくりの工夫)/米づくりの1年(春):江戸時代
☆動画コンテンツや教科書・資料集を活用して,見つけたことをワークシートに整理していくようにする。
☆農民が道具や作業の仕方をいろいろ工夫していたことに気付き,ワークシートに記述する。
まとめ
○調べたことを発表し、自分の考えをまとめる

☆動画をスクリーンに投影しながら,見つけたことを発表しあい,厳しい生活の中で行っていた農民の様々な工夫について気付いていく。
☆この時代の農民が行った工夫や努力が,日本の農業の発展に大きく影響を与えたことをふまえながら,自分の考えをワークシートにまとめる。

 【調べてみよう! 日本人のくらし】〔江戸時代〕 食事(米づくりの工夫)/米づくりの1年(夏):江戸時代
初夏,苗代(なわしろ)から苗(なえ)をもってきて,水をはった田に苗を植える。夏の間は,雑草取りをしたり,田に水を入れたりする作業を行う。出典は「農耕春秋屏風」。協力:福島県・会津酒造歴史館
 【調べてみよう! 日本人のくらし】〔江戸時代〕 食事(米づくりの工夫)/米づくりの1年(秋):江戸時代
秋は刈(か)り取り。刈り取った稲(いね)はかんそう後,千歯(せんば)こきで莖(くき)からもみをはずす。唐箕(とうみ)で,もみともみがらを分ける。もみは俵(たわら)につめられ,年貢(ねんぐ)として納められる。出典は「農耕春秋屏風」。協力:福島県・会津酒造歴史館
 【調べてみよう! 日本人のくらし】〔江戸時代〕 食事(米づくりの工夫)/脱穀(だっこく):江戸時代
この時代には米づくりの農機具が改良され,作業が早くなった。もみをはずす千歯(せんば)こきと,もみともみがらを分ける唐箕(とうみ)はその代表的なものである。