弦楽器の音色と特徴を知ろう「春」を演奏する楽器
中学校 音楽 1年 1時間

   ◆学習のねらい ・DVDやデジタルコンテンツを通して、「春」がどんな楽器で演奏され、それぞれどのような特徴があるかを知ることができる。

   ◆情報の活用 c2-010: 集めた情報の共通点や相違点から、課題を見つける

導 入
●曲のイメージをつかむ

☆ソネットを声に出して読み,曲のイメージを持つ。
≪春を演奏している楽器について調べよう≫
展 開
●弦楽器について調べ、特徴を理解する

● 【オーケストラの楽器】〔弦楽器〕 弦楽器の基礎知識/弦楽器の種類
☆ディジタルコンテンツ(静止画)で4種類の弦楽器の見た目や大きさの違いや各楽器の音色などを調べる。
☆その特徴が曲やソネットの持つイメージにどのようにいかされているかを考え,意見を出し合う。(独奏V1,ソネットB,Cの部分などについて具体的に)
まとめ
●まとめ「各楽器の音色を意識しながら曲を聴く

☆ソネットや曲想に合わせて効果的に楽器が使われていることを確認しながらもう一度鑑賞し,感想を書いて発表し合う。

 【オーケストラの楽器】〔弦楽器〕 バイオリン/バイオリンの音色1
バイオリンは独特の形をした空洞の胴体部分が弦に共鳴し、豊かな響きのある音色を出す。左手で弦を押さえて音程を変えるため、あごで楽器をささえ、右手で弓を持つ。(マスネー「タイスの瞑想曲」より)
 【オーケストラの楽器】〔弦楽器〕 ビオラ/ビオラの音色1
ビオラはバイオリンに比べ、柔らかく響く音色を発する。音の高さを比べると理論的にはバイオリンの1.5倍の大きさになるはずであるが、音の低さの割に小さい楽器である。(シューマン「トロイメライ」より)
 【オーケストラの楽器】〔弦楽器〕 チェロ/チェロの音色
オーケストラでは中低音を演奏し、よく響く音色で表現力も高く、室内楽においても重要な存在である。18世紀頃からは独奏楽器としてもよく使用されるようになった。(バッハ「無伴奏チェロ組曲」より)
 【オーケストラの楽器】〔弦楽器〕 コントラバス/コントラバスの音色
コントラバスは弓で弾く弦楽器の中で最低音域を持つ。響きは重厚で、伴奏によく使用される。室内楽や合奏、ジャズなど他の音楽ジャンルでも重要な役割を持つ。(サンサーンス「動物の謝肉祭」より)