学習支援システムを活用した実践
5.GPS機能の活用 トップページへ
  受け取ったGPS情報は、緯度、経度、同期型調整機能つきの正確な時間情報と共にデータベースに自動記録される。写真は、それらの情報と共に、教師の作成したオリジナルな地図上にマッピングされる。場所と時間の自動記録と地図マッピング機能を有効に利用した実践は本システムの特徴であるが、その事例として「修学旅行の活動報告」「防災マップを作ろう」「秋分、冬至の南中時の共同観測」「社会科:昔と今の暮らし」などがあった。特に「学校の近くのいまとむかし」は、子ども達が撮影してきた現在の写真を、30年前の開拓前の航空地図にマッピングし、地域の変化の様子を考察させるもので、GPS情報をうまく活用した授業実践として特筆できる。
  (5−1)「学校の近くのいまとむかし」
(5−2)南中高度の共同観測(秋分の日)
(5−3)冬至の影の長さへの参加
 
(5−1)「学校の近くのいまとむかし」(取材した画像を、GPSを使い校区の航空写真にマッピング)
概要
日時 2005年1月17日・19日・21日・24日・26日
実践校 三朝町立西小学校(田中靖浩)
対象学年(人数) 第4学年2クラス(44名)
教科 社会科 「ふるさとれきしマップ」
活動における
携帯端末の役割
社会科の地域学習において、昔からあったと思われるもの、最近できたと思われるものを、カメラで取材、GPS情報とともに送信する。サーバシステムによって、地域の地図や過去の航空写真上に、取材した対象物がマッピングされ表示される。児童はそれを見ながら、取材したものについて発表したり、地図や写真と取材対象物を比べたりすることにより、地域の昔と今の様子を比較してとらえることができる。
期待された学習効果 子どもたちが地域に出て自ら取材情報を、過去(30年前)の地域の様子が分かる航空写真の上に重ねて位置づけることにより、対象がどこにあるのかを分かりやすくし、過去の写真から分かる地域の様子と、自分たちが取材したものを比較することにより、地域の変化に気づくことができる。
効果および改良点 撮影した画像をGPS情報とともにメール送信するだけで、地図上にマッピングされるので、子どもたちにとって、分かりやすいデータとなる。
児童生徒用画面で、任意の地図画像上の一覧表示で提示できるとよい。
送信した画像の回転がサーバ上でできるとよい。
実践の流れ
4年生における実践。社会科の地域学習「ふるさとれきしマップ」の学習において、昔からあったと思われるもの、最近できたと思われるものを、カメラつき携帯電話で取材、GPS情報とともに送信した。サーバシステムによって、地域の地図や過去の航空写真上に、取材した対象物がマッピングされ表示される。児童はそれを見ながら、取材したものについて発表したり、地図や写真と取材対象物を比べたりすることにより、地域の昔と今の様子を比較してとらえることができた。
この実践においては、子どもたちが地域に出て自ら得た取材情報を、過去(30年前)の地域の様子が分かる航空写真の上に重ねて位置づけることにより、対象がどこにあるのかを分かりやすくし、過去の写真から分かる地域の様子と、自分たちが取材したものを比較することによって、地域の変化に気づくことができた。撮影した画像をGPS情報とともにメール送信するだけで、地図上にマッピングされるので、子どもたちにとって、分かりやすいデータとなった。
学習課題として目をつけるところを二つ提示した。「昔からあると思うもの」と「新しくできたと思うもの」である。これらを見つけて、写真に撮り、昔の学校周辺の写真を使って比較する学習を展開した。
指導計画に沿って児童の様子を挙げる。
・ 1時間目 「学習のねらいと携帯電話の使い方」
携帯電話で写真を撮るのはできたのだが、システムに送ることに手間取った様子だった。使い方の自作VTRを繰り返し見て、班で協力して教え合い、使い方になれることができた。
・2時間目 「地域に出て取材する」
各班で調べたい場所に行って活動開始した。だいたいこんなものがあるという予想もあったようだが、実際に歩いてみて昔からあるもの、新しいものを話し合って撮っていた。こんなものもあったんだと改めて気づくものもあった。
・3時間目 「昔と今の変化を見てみよう」
みんなで撮ってきた写真を、昔の航空写真上においたものを見て、比較することができた。
始めはどのように発表して良いかとまどっていた児童も、その場所の説明や撮ってきた写真のまわりにあったものの説明なども織り交ぜて周辺地域の説明をする姿が見られた。
昔あった田が今はなく、家や道路に変わっていたり、昔からあると思っていた図書館がなかったりと、児童にとっては驚きの連続だったようだ。防火水槽を撮ってきた班があったが、そのあたりはだんだん家が増えてきているところでもあり、その役割や場所についても、改めて確認することができた。石碑の写真には、昔あった建物を示すことがかいてあった。その建物は比較している昔より、ずっと昔のものだったということも分かった。
普段何気なく見ていて、何というものなのか、どんなものだろう、何でだろうで終わっていることが、改めて分かるという場面も見られた。また、良く知っている場所のことでも、案外知らないなあという児童の声も聞かれた。
・事後
学習が終わったあとの給食時間にも、写真で撮ってきたものについての説明やあのあたりはどんなものがあるのか、どんなお店なのか、だれが引っ越してきたなど、自分の身近な話題として子どもたち同士話をしており、学習を楽しんだ様子がうかがえた。


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(5−2)南中高度の共同観測(秋分の日)
概要
日時 2004年9月15日〜12月8日
実践校 柏市立増尾西小学校(笹間ひろみ)
対象学年(人数) 6年3組 39名
教科単元 理科
学習における
携帯端末の役割
秋分の日に日本各地の南中高度を測定し、その様子を携帯電話で撮影して報告し合った、各地の報告を見ることで、南中する時刻や南中高度の違いがあることが理解できた。
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(5−3)冬至の影の長さへの参加
概要
日時 2004年12月19日〜12月24日
対象学年(人数) 全国40カ所
教科単元 理科
学習における
携帯端末の役割
冬至に日本各地の南中高度を測定し、その様子を携帯電話で撮影して報告し合った、各地の報告を見ることで、南中する時刻や南中高度の違いがあることが理解できた。
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