1402 CPUのしくみ
CPUの役割

パソコンの基本動作からCPUの役割を見てみましょう。CPUはROMの中のプログラムを読んで実行します。CPUの指示により、ハードディスクに記憶されているオペレーティングシステム(OS)がRAMに読み込まれます。CPUがRAMに読み込まれたプログラムを1つひとつ実行すると、OSが起動します。そして、CPUがビデオメモリにデータを書き込むと、それがディスプレイに表示されます。また、CPUは、マウスやキーボードからの入力を受け取ると、入力に従った処理が行われます。

  
クロック周波数

パソコンは、各回路がデータをやり取りすることによって動作しています。そのタイミングを合わせるため水晶発振器という部品が取り付けられています。水晶発振器はメトロノームのように一定の間隔でクロック信号を発信し、それに合わせてパソコン内の各回路は協調して動作しています。クロック信号の速さをクロック周波数といい、一般的にクロック周波数が高いほど、高速で動作します。CPU単体も、さまざまな回路の集合体なので、CPU内部でも、信号に合わせて協調動作しています。

  
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