教材レシピ  # 55 

  物のとけ方

  ◆教科 :理科

  ◆対象 :小学校 5年 (1時間)

学習のねらい
・ものの溶け方に興味をもち、進んで観察したり、条件を変えながら溶け方を調べたりしようとする。
・ものの溶け方に対する疑問を解決するための実験方法を考える。
・とけるものや水の温度などの条件を変えながら、実験をし結果を記録する。
・もののとける量は、水の量や温度と関係があることとけるものによって違うこととを理解する。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A32-3-040: 複数の情報を組み合わせて考えることができる〔行動〕
 ◆A51b3-070: 集めた情報の中で、どれが課題解決に使えそうかがわかる〔判断〕
 ◆A21-3-040: 目的や視点を明確にして、情報を集めることができる〔行動〕
 ◆A51a3-020: 課題に対して仮説を立てる〔行動〕

導入
○ホウ酸の析出したホウ酸水からホウ酸を取り出した液をさらに冷やすとどうなるか考える。
 

・前時までの実験結果と関連させて、推論させる。

展開
○予想を確かめる方法(ろ過)について調べる。
 

・操作に必要な器具や用具等を準備させる。
・デジタルコンテンツを何度も繰り返して提示したり、断続的に提示したりして、児童も実際に操作しやすいよう配慮する。

まとめ
○ろ紙でこした液の温度を下げて、ホウ酸の粒が出てくるか調べ、結果を記録する。
 

・ろ過した液の水温を常に計測できるようにしておく。
・ホウ酸の粒が析出するところを見逃さないように観察させる。

まとめ
○実験結果から考えられる水の温度とものの溶け方との関係をワークシートにかく。
○考察したことを話し合って、考えをまとめる。

活用のポイント
○実験器具の正しい使い方について、器具のぺープサートを作成し、再び提示できるようにする。あるいは、黒板に貼ってもよい。実験中、常に児童が見られるようにする。

その他の関連素材
【理科 実験・観察集】〔実験器具の使い方〕 その他の実験器具の使い方/ろ過
【ろ過】
映像を見るときには、児童の手元にも実物を置いておく。必要であれば、児童に同様の操作をさせながら、画像を断続的に提示する。