こんなの見たことある?

概要
ねらい
Step1:秋みつけ(秋の町探検)にでかけよう
Step2:自分達の町でみつけた生き物や植物は,交流相手校の周りにもいるかな? 聞いてみよう
Step3:交流相手校の周りでみつけた生き物や植物は,自分達の学校の周りにもいるかな? 探してみよう
Step4:自分達の周りでみつけた生き物や植物は交流相手校の友達はみつけられたかな? みつけあいっこした結果 をまとめてみよう
実践にあたっての留意点

教師用ガイドブック
子ども用ワークシート
教師用ワークシートガイド
学習進行表
構想グラフ/活動イメージ
情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A41-3-090:コミュニケーションツールを使って、他の人と意見や情報のやりとりをする〔行動〕
 ◆A31-2-010:集めた情報の共通点や相違点を話し合い整理する〔体験〕
 ◆A42-2-040:集めたデータを元にして、発表資料を作る〔行動〕
 ◆A21-2-040:印刷物・放送・ビデオなどのメディアから情報を集める〔体験〕
 ◆A41-1-000:自分の考えをはっきりさせて表現する〔〕
 ◆A41-1-020:発表のときに、絵や写真に適切な題名を付ける〔行動〕


自分達の地域を探検し,生き物や植物をデジタルカメラで写 す活動を通して秋の自然に親しむ。グループで,みつけたことやわかったことをもとに,他の学校とWebや電子掲示板等を使って交流する。そしてお互いの住んでいる町や地域の自然についての共通 点や相違点をみつける中で,自分達の住んでいる町を再発見していくという流れになっている。
自分達の町を探検し,自分達が生活している町や地域に関心を持つとともに自分達の住む町のすてきなところを再発見し,他の学校の友達とWeb上で交流することによって,自分達の町のよさに気づき,愛着をもつことができる。
自分達の課題にあった情報をデジタルカメラ等で集め,その中で必要なものを選択し,それに関連付けて発見したことや伝えたいことを持ち,相手にわかりやすい方法で伝える。

グループごとに秋みつけ(秋の町探検)に出かける。(1時間)

見つけたものや気づいたことをワークシート1やデジタルカメラに記録し,情報を集める。


事前に各グループの探検コースを把握し,無理や危険がないか把握しておく

グループごとに探検し,デジタルカメラ等で集めた情報をクラスで発表し,交流しあう。(1時間)

春の町探検のまとめと比較して発表する。


子ども達の資料をすぐ提示できるようO.H.P.や実物投影機等を用意しておくと学習が進めやすい。

自分達の町でみつけたものの中で,どんなものを交流校の友達に教えてあげたいか話し合う。(1時間+課外)

自分達が発表したものやクラスの友達が発表したものをもとに話し合う。
もう一度行って見たい場所や新しく行ってみたい場所があれば,もう一度“秋みつけ”に出かけ,情報を集める。


放課後の活動になるが,子ども達だけで行かせるのでなく,教師も必ずついていくなど配慮が必要である。

交流相手校の友達に教えてあげたいこと,みつけてほしいものをまとめWebページに載せる。(1時間)

集めた情報の中から,交流相手校の友達に教えてあげたいことや見つけてほしいものを選ぶ。 発見したことや伝えたいことなど自分の考えやわからないこと等をワークシート1に付け加えながら,Webページにまとめる。


必要なデジタルコンテンツは教師が加工してフロッピーディスク等に保存しておいてやるとまとめやすい。

Webページを見て,交流相手校の友達がみつけたものと,自分達の町でみつけたものと比べる。(1時間)

交流相手校のWebページを見て,自分達がすでにみつけたものとまだみつけていないものに分け,ワークシートにまとめる。

交流相手校の周りでみつけた生き物や植物は自分達の町にもいるか探しに行く。(1時間)

自分達がまだみつけていないものを探しに行くなど課題を持ったうえで出かける。
見つけたものや気づいたことをワークシート1やデジタルカメラに記録し,情報を集める。
自分達が探す生き物が,森や田んぼ,草原などどこにいるかわからない時は,子供用検索エンジン“みっけ”等を利用して,どこにいるか検討をつけてから探しに行く。


子供用検索エンジン“みっけ”等,授業に必要なURLは,あらかじめ教師の手でリンク集を作っておくと学習を進めやすい。

探検し集めた情報をまとめ,交流相手校の友達とWebページや電子掲示板等を使って交流する。(1時間)

集めた情報をグループで検討し,自分達の町でみつけられたもの,みつけられなかったものをワークシート2に整理する。
みつけられたものやみつけられなかったものをWebページに載せ,交流相手校の友達と交流する。
聞いてみたいことやもっと伝えたいことなどは,電子掲示板に書き込んで情報を交換する。


電子掲示板に書き込む文章は,ワークシート3に下書きしてそれを写して書き込むようにする。そうすることで教師側も子どもの疑問や伝えたいこと等を把握することができる。

交流相手校とWeb上でみつけあいっこした結果 をまとめる。(2時間)

交流相手校のWebページや電子掲示板を見て,自分達が探したものが,相手校の友達もみつけられたかを班で話し合い,わかったこと,もう少し聞いてみたいこと等をまとめる。
Webページ,電子掲示板,コミュニケーションツール“I-Note”などを使って意見を交換し合い,わかったことや共通 点,相違点等をまとめる。


交流する日時や交流内容等,相手校と十分な打ち合わせをしておくこと。

この単元は,子どもたちが“調べてみたい”とわくわくする気持ちが高まる学習にすることが大切です。単に調べたことを発表したりWeb上で交流したりするのではなくて,みんなに知ってほしくてたまらないことやこんなことを発見したから教えてあげたいということを出し合わせた上で,Webページや電子掲示板等を使って交流したいものです。また,まとめるときは,できるだけ子ども達の視点を大切にしてください。

Step1やStep3では,野外の活動が主になります。教師側は,各グループのコースや計画を十分に把握し,無理や危険がないことを確認してください。また活動場所が分散しますので,学年でチームを組んだり,他の教師,保護者の応援を依頼したりすることも大切でしょう。

Step4で,テレビ会議やコミュニケーションツール“I-Note”を使って同期で学習する場合は,交流相手校と十分に打ち合わせをしておきましょう。