削除依頼の仕方
当該の児童生徒ならびに保護者が掲示板等に掲載されている情報の削除を希望し,学校に相談があった場合の対応手順の一例を示します.
(1)情報の保存,印刷
まず,削除して欲しい情報が掲載されているページのデータを自分のコンピュータに保存するとともに,紙に印刷するよう,保護者に指示をしましょう。その際,対象となるサイト,ページの名前,URL,発言番号等の該当の情報を特定しやすくする情報とその内容を含めることもが必要です.また,可能な限り,学校でも保存,印刷をしましょう.
(2)プロバイダーやサイト管理者(以下,プロバイダー等と表記)の管理運営方針や削除依頼の連絡先の確認
プロバイダー等が示している管理運営方針や連絡先の確認をしましょう.なお,削除依頼をインターネット上に公開されている掲示板に公開するルールを定めているケースもあります.その場合は削除依頼の文章が誰にでも読むことが可能な状態で公開されますので,ハンドル名(ニックネーム)等で削除依頼が可能かどうかについても確認すると良いでしょう.
(3)削除依頼
削除依頼は,原則,被害を受けている本人ならびに法定代理人(一般的には保護者や弁護士等)から,本人であることを証明する書類等をつけて行うことが原則です.しかし,学校からの削除依頼に対応してもらえるケースもあります.
プロバイダー等が,被害を受けていると主張する本人ならびに法廷代理人からの申し立てであることが確認できなければ削除しないとしているケースでは,「プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト(プロバイダ責任制限法対応事業者協議会) http://www.isplaw.jp/
」にある「送信防止措置手続き」の関係書類を参考に,保護者の方で書類を作成し,本人であることを証明する書類をつけて,削除依頼するようアドバイスしましょう.
また,プロバイダー等への削除依頼の際に,検索サイトで公開されているキャッシュデータが早く消去されるよう該当ページの<HEAD>部分に次のHTMLタグを追加してもらうことも要請することをお勧めします.
●検索サイトのキャッシュデータを削除するHTMLタグ)
<META NAME="ROBOTS" CONTENT="NOARCHIVE">
また,検索サイトの問い合わせフォーム等からキャッシュデータの削除要請を行うようアドバイスしましょう.
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