No. 38 自画像を描こう

◆ 校種 ◆
中学校
◆ 教科 ◆
美術
◆ 学年 ◆
3年
◆ 時間数 ◆
8時間
◆ 教科書 ◆

学習のねらい
・様々な表現方法の自画像鑑賞をし、そこから伝わってきた物を自分なりの言葉で表現する。
・色合いやタッチ、背景の描き方に共感できる作品をヒントにしながら、自分の思いや考えを自画像に表現する。

新・情報教育目標リスト(2011)対応
 ◆A21-3-040: 目的や視点を明確にして、情報を集めることができる〔行動〕

STEP1
○作品を鑑賞しながら、受けた印象やそう感じた根拠を紹介し合う。
 

・正解があるわけではないので、感じたことを自由に表現させるようにする。その際、そう感じた根拠を話させることは、色使いや表情の描き方、構図やタッチなど技術的に注目してほしい要素と絡んでいるので大切にする。
・画家の生い立ちや人生に簡単に触れ、自画像をより深く味わう手助けとしたい。

STEP2
○現在の自分自身の夢や悩みなど、心の内面を見つめさせ、表現したいことを考える。
○様々な作家の自画像を自分で探し鑑賞しながら、共感できたり引きつけられた作品を見付け、紹介する。
 

・自信、夢、希望、不安など自分の心を現在占めているキーワードを見付けさせることも支援につながる。
・はっきりとした主張がなくとも、様々な作品を鑑賞しながら、自分の表現したいことと近い表現をしている作品を見付け手がかりとすることも認めていく。
・自分がなぜその作品を紹介したいと思ったか言葉で表現させるようにすることで、作品の技術的な面、より深い内面に触れようと作品をより深く見つめ、味わうことができる。
・余力のある生徒については、作家の生涯などについても情報を収集させ、鑑賞をより深める手がかりにするようにする。

STEP3
○表情や構図、背景、色使いを工夫しながら、自分を見つめ、自画像に表現する。
 

・表現方法の参考として必要な作品を自分で用意させることも必要。
・表現したいことを共感的に見つめ、必要な技法や画材など、個別に適切に支援できるようにしておく。
・お互いの作品を鑑賞する際には、内面を表現していることを踏まえ、自分で紹介できる範囲の紹介にとどめ、言葉による自分の心の表出を無理強いしないように配慮する。

活用のポイント
○ステップ2では、共感でき紹介したい作品をプリントアウトして紹介したり、プロジェクターに投影したりし、作品の雰囲気を十分味わえる大きさにすることが必要である。
○色合いや細かなタッチを味わうためにも、デジタルコンテンツ上で検索したり見付けた作品の作者や作品名を頼りに、美術図鑑や学校にある資料等、よりよい状態の作品を見ることも大切である。

その他の関連素材
【インターネット美術館】〔ルネサンス2〕 デューラー/27歳の自画像
【27歳の自画像】
>
アルブレヒト・デューラー[ドイツ
1471-1528]
27歳の自画像[油彩・板
52×41?
1498]
プラド美術館[スペイン]
北方リアリズムの極に達した髪の細密描写

【インターネット美術館】〔ロマン主義〕 ドラクロア/自画像
【自画像】

ウジェーヌ・ドラクロア[フランス
1798-1863]
自画像[油彩・キャンバス
65×54.5?
1837頃]
ルーブル美術館[フランス]
自信に満ちた若き日の画家の鋭い視線

【インターネット美術館】〔写実主義〕 クールベ/黒い犬を連れた自画像
【黒い犬を連れた自画像】

ギュスターヴ・クールベ[フランス
1819-1877]
黒い犬を連れた自画像[油彩・キャンバス
46×55?
1842]
オルセー美術館[フランス]
自信と野心に満ちた若き日の挑戦的な視線

【インターネット美術館】〔象徴主義〕 エゴン・シーレ/ホオズキの実のある自画像
【ホオズキの実のある自画像】

エゴン・シーレ[オーストリア
1890-1918]
ホオズキの実のある自画像[油彩・板
32.2×39.8?
1912]

レオポルト・コレクション[オーストリア]
繊細さと大胆さが交錯する緊張感ある画面

【インターネット美術館】〔後期印象派〕 ゴッホ/自画像 1887
【自画像
1887】

フィンセント・ファン・ゴッホ[オランダ
1853-1890]
自画像
1887[油彩・キャンバス
44.1×35.1?
1887]
オルセー美術館[フランス]
強烈なタッチの集積と色彩が生む緊張感

【インターネット美術館】〔後期印象派〕 ゴーギャン/ゴルゴダの自画像
【ゴルゴダの自画像】

>1ポール・ゴーギャン[フランス
1848-1903]
ゴルゴダの自画像[油彩・キャンバス
76×64?
1896]
サンパウロ美術館[ブラジル]
信念と孤独と猜疑が交錯する晩の心情告白