総合的な学習の時間 2 (1)
自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てること。
本時の指導目標と対応する学習指導要領の内容
情報の信頼性を判断する力や,メディアによる情報の新しさの違いを理解し,目的に応じた情報を入手して活用できるようになる。
ここでの情報モラル指導のねらい
d3-1:予測される危険の内容がわかり,避ける
d3-2:不適切な情報であるものを認識し,対応できる
e3-1:情報の正確さを判断する方法を知る
指導計画略案・学習活動
第1時 |
(1)インターネットの利用経験について,使い方や困ったことなどを話し合い,インターネットを賢く安全に使うために気をつけることを考えよう ・デマや嘘・個人情報入手のための模擬サイト画像を使って,危険な箇所,怪しいと思われる箇所を探そう。 ・危険なサイトの見分け方,対応の仕方を理解しよう。 |
第2時 |
(2)インターネットサイトから得られた工業についてのデータと教科書や地図帳のデータを比べてみよう
・メディアによる情報の新しさや信頼性について話し合い,目的に合った情報入手の方法を考えよう。 |
第3時 |
(3)Webページの使い方についてまとめよう
・インターネットで確かな情報を入手するとともに,安全に活用するための方法を「インターネットの約束」にまとめよう。
・「インターネットの約束」に従って実際にインターネットを使ってみよう。 |
●模擬サイト画面 |
●検索結果一覧の模擬画面 |
指導のポイント・留意点
(1)総合的な学習の時間では,問題解決的な学習を展開する過程でインターネットを使って情報を収集し活用します。そうした活動の前に,信頼できる情報を安全に手に入れる方法を身につけるための学習活動です。
(2)インターネットは誰もが発信できるメディアであるため,発信されている情報には不正確なものや間違ったものが含まれていることを知ります。不確かな情報に出合った際には,新聞やテレビなど他のメディアの情報と比較することで情報の信頼性を確認するようにします。 また,インターネットには危険な情報も含まれていることを知り,そのような情報に接しない方法や,万一そのような情報に出合った際の適切な対処法を指導します。