Q. 1次試験の免除について教えてください。
2級1次試験に合格された年に2次試験に不合格だった場合、翌年と翌々年は1次試験が免除され、2次試験を受験いただけます。3年間のうちに、2次試験に合格されなかった場合は、1次試験から受験いただくことになります。なお、3級試験から受験しなおす必要はありません。
Q. 1次試験に合格して、2次試験を受験しなかった場合は「教育情報化コーディネータ準2級」に認定されますか?
2024年度までは(慣例として)1次試験に合格し、2次試験を受験しなくても「教育情報化コーディネータ準2級」に認定されてきましたが、2025年度より、2次試験未受験者は準2級の対象から外れることになりました。
Q. 2級の出題範囲や試験対策について参考情報を教えてください。
2級については、実践的・経験的な能力を要求する課題型テストで、いわゆるテスト問題集などは発売されていません。2級1次についての過去問情報は、公式サイトに掲載されているものがすべてです。
2級1次試験は、2022年度から在宅受験が可能になり、方式が変更されていますので、公式サイトの説明をよくお読みください。専門知識の試験範囲は、3級の延長線上にあることは変わりません。
2級2次試験は、課題提示から約3週間が調査期間として与えられ、プレゼン資料と動画を提出いただくものですが、常に最先端の課題が設定されているため、過去問をあらかじめ知っていてもあまり対策にはならないでしょう。基本的には、提出された書類の質と、面接・口頭試問によって評価されます。
Q. 2級1次の専門知識(CBT)以外の試験について、模範解答は公開されないのですか?
2級1次の後半(小論文や課題提出)のついてのお話かと思いますが、模範解答という考えはありません。むしろ、模範解答にあわせてまとめたり、考えたりすることは評価の趣旨に反します。1次試験後半では、専門知識テストとは別に、何を述べたかではなく「コーディネータとしての視点」が身についているかという点を、実践的な場面での(ご本人の)考え方や判断力を評価したいと考えています。
さらに2次試験では、課題の内容や状況をどこまで深く読み込み、必要とされる情報を提出できたかが問われます。また、現状の理解に関しても、受験者の職務やキャリアによっても異なるでしょう。提案内容に対して、どのように考え、どのような資料を基に、何に重きを置いて資料を構成したのか、その根拠や方向性に対してどのようなビジョンを描いて提案できているのかなど、解答内容だけでなく、提案映像や面接を含め、総合的に20を超える観点で評価し、複数名の審査員による合議の上で最終評定が行われます。よって、模範解答というものは存在せず、受験者には、結果のフィードバックを個別に行っていますので、それを参考にしていただくことが最も有益だとと考えています。